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美容について知りたい!
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初めてのネイルとネイルケア
おしゃれは指先から 指先は意外と目に触れるものです。 ちょっとしたケアで周りからの印象も自分のモチベーションもアップするものです。
ネイルの基本
ネイルケアには、大きく分けて、自爪の状態を整えマニキュアを塗る「ネイルケア」、自爪を樹脂で塗装し補強する「バイオジェルネイル」、短い自爪をアクリル樹脂等で延長したり補強したりする「スカルプチュア」の3つに分類できます。
ネイルの歴史は、古代エジプト時代(紀元前3000年以前)にさかのぼります。
なんとこのころのミイラにネイルアートが施されていることが確認されているのです。
ヘナ等の植物性の染料を使い染められていたようで、身分の高い人ほど濃い赤等で爪を染めていたようです。
また爪を伸ばす行為には「こんなに爪が長くても、召使が全部やってくれるから日常生活に不便はない」という意味を持ち、中国は清朝の貴族階級の女性たちはこぞって爪を伸ばしました。西太后などは長く伸ばした自爪を保護するために翡翠や銀でできたネイルカバーをしていました。
日本でも爪をホウセンカやホオズキの汁で染める「爪紅」が平安時代から始まり、江戸時代にわたるまで様々な植物の汁で爪を染めていました。
マニキュアとは手の爪を装飾したり保護したりするためのエナメル塗料のことを指します。 ラテン語で手を意味する「マヌス」と保護するという意味の「キュア」が合わさった言葉が語源といわれています。 爪を植物など自然な染料で染める技術は古代からありましたが、現在のようなエナメルで染める技術が一般的に普及されたのは1923年。アメリカの自動車塗装用の速乾性のラッカーが現在のようなネイルエナメルのかたちの元になりました。
ネイルの構造
- フリーエッジ(爪先)
皮膚と触れていない爪先の白い三日月形の部分。 - イエローライン(遊離縁)
フリーエッジと皮膚と触れ合ったピンク色の部分の爪との境界線 - ストレスポイント
爪が皮膚から離れる両サイドの部分で亀裂が入りやすい。 - ネイルプレート(爪甲)
爪全体のこと。 - ネイルベッド(爪床)
爪の下の組織のことで肌と触れ合ったピンク色の部分。 - ハーフムーン(爪半月)
爪の根元の白い半月状の部分。 - マトリクス(爪母)
皮膚の下で爪を新しく作っている部分。 - サイドウォール・ネイルウォール(側爪郭)
爪の両サイドの皮膚で丘のようになっているところ。 - ネイルグルーブ・サイドライン
サイドウォールに沿った爪の溝の部分 - キューティクル(甘皮)
一般的に甘皮といわれている爪の根元の皮膚
自分でできるネイルケア
ネイルサロンに行ってみたいけど、値段も施術内容もわからないしちょっと不安…、イリストさんにどういう風にオーダーするの?等初めてなら不安はつきものです。
まずは自分でできるネイルケアで指先を整えてみましょう。
ちょっと面倒くさそうでも意外と簡単にできるのでお風呂上りなどにぜひ試してみてください。
自分で指先を労わることにより指先まで気を遣うようになり女性らしいしぐさになれるかも…?!
- 爪にマニキュアを塗っている場合はオフします。
- エメリーボード(爪ヤスリ)で好みの形に整えます。
エメリーボードは一方方向にかけましょう。往復させると二枚爪の原因になります。 - 甘皮を処理します。キューティクルリムーバーで甘皮を柔らかくし、お湯に数分指をつけて皮膚が柔らかくなったらキューティクルプッシャーなどで根元に押し込みましょう。ささくれやはみ出したルースキューティクルはキューティクルニッパーで切り取ります。
- バッファー(目の細かい爪ヤスリ)を使って爪の表面を整えます。
- ベースコートを塗ります。
- マニキュアを塗ります。
- トップコートを塗ります。
ネイルサロンでの施術
上記のネイルケア以上に爪をきれいにしたい。
不器用で自分ではとてもできそうにない、という方は、ネイルサロンに行ってみましょう。
ネイリストさんはいずれも女性の方が多く初めての方にも優しく丁寧に教えてくださいます。
「また、手を差し出すだけで後は全部人にやってもらう」という特別感を味わうちょっとしたお姫様気分も日常からのリフレッシュになっておすすめです。
ジェルネイルはお手軽に指先をきれいにできる、ケアがほとんど必要ないということから最近20代〜の女性に支持されています。 ジェルネイルはUVライトに反応し硬化する水飴のようなジェルを指先に乗せ加工していくのですが、色が無限に作れるということ、ラメやホログラムなどを混ぜることができること、硬化後は柔軟性があり爪にも優しいということなどが利点として挙げられます。 自爪とジェルの間に空気が入って起こる「浮き」や伸びてきた自爪の層が現れることから2週間〜一か月に1回程度付け替えが必要です。
スカルプチュアは人工爪の一種で、ネイルチップ等の付け爪とは異なり、それぞれの自爪にアクリル樹脂などを直接塗り爪を延長していく技術です。 自爪やジェルネイルでは難しいデコラティヴな装飾や繊細なアートを施すことが可能ですが、自爪を薄く削ってから施術することや、オフの際に強力なアセトンを使用することから爪への負担があるので注意が必要です。